当院の虫歯治療の特徴
できるだけ痛みの少ない治療
歯の中には神経が通っていますので、歯を削る以上、痛みを伴う可能性はあります。ただ、かつてはそのことが「虫歯治療は痛くて当たり前」という、ある意味、歯科医院側の言い訳になっていた側面も否めません。そしてその痛みのために、歯科医院へと足が遠のいてしまった方々がいらっしゃるのも事実でしょう。
梶歯科医院では、かねてより「痛みの少ない虫歯治療」に努めております。丁寧に、工夫を凝らして一つ一つの処置を進めていくことで、痛みを最大限抑制します。
ごく初期の虫歯であれば、削らずに、痛みなく治せる場合もあります。
できるだけ短期間・短時間での治療
いつまで通院を続ければいいのだろう、チェアに座ってただ待っているけれど今って何をする時間なんだろう、と感じたことはありませんか?
梶歯科医院では、患者様が忙しい時間を縫ってご来院くださっていることをスタッフ全員が意識し、治療期間・治療時間の短縮を図れるよう努めております。また、お仕事、家事、育児などで忙しい方のライフスタイルに合わせた効率的な治療計画を立てております。
何のために、どういった治療を行っているかをご理解していただくと、それだけ「良くなっている」と実感しやすくなり、モチベーションの向上にもつながります。分からないことは、何でもお尋ねください。
できるだけ短期間・短時間での治療
定期健診と聞くと「時間がとられる」イメージがあるかもしれません。しかし、定期的に歯科医や歯科衛生士にお口を診てもらうことで、虫歯や歯周病を始めとする口腔トラブルをごく初期のうちに発見することができます。
身体の病気と同じように、初期であればあるほど、治療期間・治療時間は短くて済みます。
受診を後回しにして、根管治療が必要な虫歯や重度の歯周病になった場合は、数か月、ときに何年と通院が必要になり、元通りの健康なお口に戻すのも難しくなります。そうなると、多大な時間、費用、そしてお口の健康を失いかねません。
定期健診は、数カ月に1度、30分~1時間程度のものです。虫歯や歯周病のチェックだけでなく、ご自宅でのセルフケアの指導も行います。
生涯のうちの治療時間を短くするために、梶歯科医院で定期健診を始めてみませんか?
できるだけキレイに治療
虫歯治療において、「キレイに治療」することは、見た目の良さ以外の点でも大切です。
詰め物との境目をなめらかに仕上げたり、形の良い被せ物を使用することで、汚れや歯垢が溜まりにくくなったり、咬み合わせが改善されたりといったメリットが得られます。
梶歯科医院では、審美性と機能性を兼ね備えた虫歯治療を行い、お口の健康を長く保てるよう努めております。
症状別治療法
虫歯は、その進行の程度によって、C0~C4までの5段階に分類されます。
早期に受診できれば、削らずに治せることも
C0の段階で受診できれば、削らずに治療することもできます。ただし、この段階で症状はほとんどありません(わずかに茶色っぽくなるだけです)ので、定期健診などで歯科医に見つけてもらう必要があります。
C0
- 症状
- 歯面がごくわずかに溶け、色が濁ったり、茶色っぽくなっている状態です。患者様が一見して虫歯に気づける段階ではありません。
- 治療法
- フッ素により、溶け始めた歯の再石灰化を促します。
C1
- 症状
- 虫歯菌に侵されたエナメル質に、小さな穴が開きます。まだ痛みはありません。
- 治療法
- 侵された部分を小さく削り、詰め物をします。
C2
- 症状
- 虫歯菌が、象牙質(エナメル質の下)まで侵している状態です。歯髄(神経や血管)が近くなると、痛み、熱いものがしみるといった症状を伴います。
- 治療法
- 侵された部分を削り、詰め物をします。
C3
- 症状
- 歯髄(神経や血管)にまで虫歯菌が達し、強い痛みを感じます。
- 治療法
- 根管治療(歯の根の治療)が必要になります。根管治療となると治療に要する通院回数・期間が長くなってしまいます。
C4
- 症状
- 歯の上部はほぼ失われ、歯根だけが残っている状態です。神経が死んでしまっているので、痛みはなくなります。歯の根に膿が溜まり、歯茎や顎が腫れることもあります。
- 治療法
- 多くは抜歯が必要になります。程度によっては、根管治療で歯根を残し、被せ物を取り付けることも可能ですが、基本的には入れ歯やブリッジ、インプラントのいずれかを選択する必要があります。
欠損歯の放置は、お口全体の健康に悪影響を及ぼします。
抜歯処置の後、そのまま放置されているケースも見られますが、お口全体の健康の維持、また見た目の回復のためにも、できるだけ続けて治療を受けられることをお勧めします。
欠損歯を放置していることで、
- 余計な負担を受ける他の天然歯の寿命に悪影響を及ぼす
- 隣の歯が傾いたり移動したりして歯並び・咬み合わせが悪化する
- 噛む、喋るという機能が低下する
といった問題が発生します。
保険で白い歯に変えることが可能です
白い陶製の素材「セラミック」は保険適用外ですが、セラミックと歯科用プラスチックを混合した「ハイブリッドセラミック」のブロックから機械で削りだした被せ物(CAD/CAM冠)は、一部保険適用での使用が可能です。
セラミックほどではありませんが、ハイブリッドセラミックも十分に高い審美性と機能性を兼ね備えています。硬すぎず、咬み合う歯にも優しい素材です。金属アレルギーの心配もありません。
保険適用の対象となるのは、以下のケースです。
- 上下の小臼歯(前から数えて4~5番目の歯)<青色の箇所>
- 第二大臼歯が全て残存している方で下顎の第一大臼歯(前から数えて6番目の歯)<ピンク色の箇所>
- 金属アレルギーの方で上下の第一大臼歯、第二大臼歯(前から数えて6~7番目の歯)<オレンジ色とピンクと緑色の箇所>
※ただし、咬み合わせ等の問題で使用できないこともあります。詳しくは一度相談ください。
先生教えて!虫歯治療Q&A
毎日歯を磨いているのに虫歯になったのはなぜですか?
日常のセルフケア(歯ブラシ、含嗽剤など)で取り除ける歯の汚れは約6割と言われています。歯科医院で専門的なクリーニングをすることで約9割以上を取り除けるので定期的な受診が必要と言われています。
銀歯はやめたほうがいいですか?
A機能面(かみ砕く、かみ切るなど)においては特に問題ありませんが、審美的に抵抗がある方も少なくありません。いずれにしても銀歯になるような大きな虫歯になる前の治療が大切でしょう。
費用的に難しい場合は、保険の範囲で対応していただけますか?
もちろん可能な限り対応させていただきます。ただし保険診療では対応できない場合もございますのであしからずご了承ください。
虫歯が再発してしまいました。何が原因でしょうか?
磨き残しが考えられます。また食生活などの見直しも必要かもしれません。正しい歯磨き方法はお口によって異なりますのでご相談ください。
治療途中で保険の白い歯から自費の白い歯に変更することは可能ですか?
可能です。ただしその歯の状態によっては予後が悪くなることもあるので、状況によってはお勧めしないこともございます。